唱法華題目抄 14ぺージ

らん、()(うえ)(ほとけ)四十余年(よんじゅうよねん)(あいだ)法華経(ほけきょう)()(たま)はざる(こと)(にゃく)(たん)(さん)(ぶつ)(じょう)衆生没在苦(しゅじょうもつざいく)(ゆえ)なりと在世(ざいせ)()すら(なお)(しか)なり(いか)(いわん)末代(まつだい)凡夫(ぼんぷ)をや、されば譬喩品(ひゆほん)には「(ほとけ)舎利弗(しゃりほつ)()げて(いわ)わく無智(むち)(ひと)(なか)()(きょう)()くことなかれ」云云(うんぬん)此等(これら)道理(どうり)(もう)すは如何(いか)(そうろう)べき、(こた)えて(いわ)智者(ちしゃ)(おん)物語(ものがたり)(おお)(うけたまわ)(そうら)へば所詮(しょせん)末代(まつだい)凡夫(ぼんぷ)には()をかがみて()左右(さゆう)なく()いて(ひと)(ぼう)ぜさする(こと)なかれとこそ(そうろう)なれ、(かの)(ひと)さやうに(もう)され(そうろう)はば御返事(おへんじ)(そうろう)べきやうは(そもそも)若但讃(にゃくたんさん)仏乗(ぶつじょう)乃至(ないし)無智(むち)人中(にんちゅう)(とう)(もん)()(たま)はば(また)一経(いちきょう)(うち)凡有所見(ぼんぬしょけん)我深敬汝(がじんきょうにょ)(とう)(とう)()いて不軽(ふきょう)菩薩(ぼさつ)杖木(じょうもく)瓦石(がしゃく)をもつて・うちはられさせ(たま)いしをば(かえり)みさせ(たま)はざりしは如何(いかん)(もう)させ(たま)へ。()うて(いわ)(いち)(きょう)(うち)相違(そうい)(そうろう)なる(こと)こそよに得心(こころえ)がたく(はべ)ればくわしく(うけたまわ)(そうろう)はん、(こた)えて(いわ)方便(ほうべん)(ぽん)(とう)には()をかがみて()(きょう)()くべしと()不軽(ふきょう)(ほん)には(ぼう)ずとも(ただ)()いて(これ)()くべしと()(はべ)り一(きょう)前後(ぜんご)水火(すいか)(ごと)し、(しか)るを天台(てんだい)大師(だいし)(かい)して(いわ)く「(もと)(すで)(ぜん)()るは釈迦(しゃか)(しょう)(もっ)(これ)将護(しょうご)(もと)(いま)(ぜん)()らざるは不軽(ふきょう)(だい)(もっ)(これ)強毒(ごうどく)す」(もん)(もん)(こころ)()善根(ぜんこん)ありて今生(こんじょう)(うち)得解(とくげ)すべき(もの)(これ)には(ちょく)法華経(ほけきょう)()くべし、(しか)るに()(なか)(なお)()いて(ぼう)ずべき()あらば(しばら)(ごん)(きょう)をもてこしらえて(のち)法華経(ほけきょう)()くべし、(もと)(だい)善根(ぜんこん)もなく(いま)法華経(ほけきょう)(しん)ずべからずなにとなくとも悪道(あくどう)()ちぬべき(ゆえ)(ただ)()して法華経(ほけきょう)()いて(これ)(ぼう)ぜしめて逆縁(ぎゃくえん)ともなせと()する(もん)なり、()(しゃく)(ごと)きは末代(まつだい)には(ぜん)()(もの)(おお)(ぜん)()(もの)(すこ)(ゆえ)悪道(あくどう)()ちんこと(うたが)()し、(おなし)くは法華経(ほけきょう)()いて()()かせて毒鼓(どっく)(えん)()()きか(しか)らば法華経(ほけきょう)()いて謗縁(ぼうえん)(むす)ぶべき時節(じせつ)なる(こと)(あらそ)()(もの)をや、(また)法華経(ほけきょう)方便(ほうべん)(ぽん)五千(ごせん)上慢(じょうまん)あり略開(りゃくかい)(さん)顕一(けんいち)()いて広開(こうかい)(さん)顕一(けんいち)(とき)(ほとけ)御力(おちから)をもて()をたたしめ(たま)(のち)涅槃(ねはん)(きょう)(ならび)四依(しえ)(へん)にして今生(こんじょう)(さとり)()せしめ(たま)うと、(しょ)(ほう)無行(むぎょう)(きょう)喜根菩薩(きこんぼさつ)勝意比丘(しょういびく)(むか)つて大乗(だいじょう)法門(ほうもん)()いて()ききかせて(ぼう)ぜさせしと、()(ふたつ)相違(そうい)をば天台(てんだい)大師(だいし)()して(いわ)く「如来(にょらい)()(もっ)ての(ゆえ)発遣(はつけん)喜根(きこん)()(もっ)ての(ゆえ)強説(きょうせつ)す」(もん)(もん)(こころ)(ほとけ)()(ゆえ)(のち)のたのしみをば()いて当時(そのとき)法華経(ほけきょう)(ぼう)じて地獄(じごく)にをちて()にあ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です